忍者ブログ
Admin / Write / Res
本館のブログにしました。ジャンルはP4、大神、無双などなど。
<< 10   2024/11   1  2  3  4  5  6  7  8  9  10  11  12  13  14  15  16  17  18  19  20  21  22  23  24  25  26  27  28  29  30     12 >>
[13]  [12]  [11]  [10]  [9]  [8]  [7]  [6]  [5]  [36]  [4
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

愛緑ちゃんの親御さんが凌統側も書(描)いてくれたので私も書いたのよ!

「零、ちょっと耳貸せ」
あまりにも突然すぎて意味が分からなかった。
いきなり耳に手を伸ばすものだから反射的に後ずさりしそうになる。
「穴開けるわけじゃねえから、大人しくしろ」
「ちょっと……!?」
問答無用で耳に触れた上官を恨みがましく見ても何の効果もない。
むしろ楽しんでいるようにも見える。腹立たしい。
抵抗するのもめんどくさかったので大人しく何をするつもりなのかを待つ。
凌統様は私の髪を耳にかけて慣れた手つきで耳に何かをつけているようだった。
「…これでよし…、ちゃんと大人しくしてたから、それやる」
凌統様は満足げに笑う。
「ほら、似合うじゃねえか」
自分の耳に触れてみたらそこには何か丸い物体があるのが分かった。
凌統様は手際よく女官から渡されたのだろう手鏡を私へと向ける。
私の耳には赤い石が光っていた。
その赤い石に目を惹かれていると不意に凌統様が私の頬に触れた。

凌統様が触れたときの私の気持ちは愛緑さんが触れたときと同じ。
…ということは嬉しい、のだろうか。
こうやって凌統様に触れてもらっていることが。
何故嬉しいのだろうか、よく分からない。

悩んだところで、考えたところできっと答えは見つからない。
私は考えるのをやめて、目の前の男の中性的な整った顔をじっと見ていた。

ryou1.png

PR
この記事にコメントする
Name
Title
Color
Mail
URL
Comment
Password   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
secret
プロフィール
HN:
如月アン
性別:
女性
自己紹介:

拍手(コメントあればどぞ!)
カレンダー
10 2024/11 12
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
最新記事
(05/15)
(05/12)
(05/10)
(05/07)
(05/07)
最新コメント
ブログ内検索
バーコード
Copyright ©  夢想。 All Rights Reserved.
*Material by Pearl Box  * Template by tsukika
忍者ブログ [PR]